04_光の通り道
「伊予のストーンヘンジ」~松山・白石の鼻巨石群研究レポート 目次
・01_オーパーツとしての気づき
・02_人工的な仮想ライン
・03_太陽が教えてくれた可能性
・04_光の通り道
・05_絶妙なバランスの亀のような石
・06_人工的な加工の跡
・07_忘れられない春分の日
・08_捉えていた微かな光
※伊予のストーンヘンジの抜粋です。
※順番によんでいただけると幸いです。
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白龍石(はくりゅういし:仮称)は神社の境内において正面から臨むと3つの巨石が積みあがっているように見える。
普通の人はここ神社の境内で留まり、海岸の風景や巨石の威容など「白石の鼻」の景勝を楽しみます。
一方、釣り人たちは実は、神社の境内から北側の海岸にも降り、巨石がごろごろしている海岸で釣りを楽しむことになります。
そこは運動靴等でないと危険だし、干満の差が非常に激しいので急に潮が満ちてくることがあります。そして、満潮時は海の中に没します。
釣り人たちは、いろんな方角から巨石を臨める位置に行きますが、恐らくあまり「景勝」は気にしていないように思います。海中の釣りのポイントに注意がいっているようです。
一方、景勝を楽しむ一般の人は、基本的に軽装なのでアベック等で来ても一方がハイヒール等だと海岸に降りるのは危険なので常に白龍石を正面からのみしか見ることができません。
実は、白龍石は北側の海岸から臨むと、全く違った姿を見せるのです。
最初に北側に回った時は、驚きました。
この積みあがった「白い巨石群」(白龍石)は中が空洞になっており、裏側の海が見通せるような構造になっているのです。
私は古代の天体観測施設として有名なイギリスのストーンヘンジや、高知県のトオルマ洞門、岐阜県の金山巨石群などの例から季節の分点(春分・秋分)、至点(夏至・冬至)の日には太陽の光がこの空洞を通過するのではと直感しました。
つづく