白石の鼻・冬至の脅威の観測機能
松山・白石の鼻巨石群には冬至前後、亀石をはじめとする巨石の造形と配置で驚異の天体観測機能を実現します。
12/23(金)の2016 夕日の観賞会では強風の中、10名程のご参加をいただき有難うございました。ただ、強風と雲に邪魔をされて神秘的な光景を見ることができた方は数名でした。
翌日の12/24は晴れでしたので、連続して観察に行きましたので、その時の写真を紹介します。
写真は亀石。白石龍神社を超えて亀石の海岸側に降ります。
(注:満潮だと降りることができないのと足場が悪いですので慣れていない方は一人で行かないようにしてください。波打ち際であり、波が急に来ることもあり自然は侮るととても危険です。)
(12/24 16:04)
亀石の海岸側から西の方向を望むような位置に視線を置くと亀石の空洞が僅かな「点」になるポイントがあります。
(12/24 16:10)
空洞の隙間に乱反射する間接光が漏れ始めますが、まだ直接光は通過していません。
(12/24 16:13)
亀石が構成する3mは超える細い溝を通過した神秘的な「光」が見え始めます。
初めて見た人は誰もが感動します。
「宇宙の神秘を感じた!」という方もいます。
(12/24 16:16)
1日に約10分間程度の神秘的な光景です。
冬至の前後1週間程度は観測することができます。
(12/24 16:26)
春分(秋分)の観測ポイントにある平べった石には「線」が刻まれています。
冬至頃の16:30分前後、この線と夕日の光と影が並行に一致します。
完全に線上に一致しないのは、この前方にある石で影を造るのですが、近代(恐らく江戸時代)に石材として石を切り出し僅かに短くなっているからです。
(12/24 16:59)
白石龍神社の鳥居の前の「夏至の三ツ石」の観測ポイントに立つと冬至の日の入りの夕日の観測ポイントに立つことになります。
前方の石が「冬至石」です。2面を平滑に加工している1トン程度はある巨石です。
まだ、日の入りの直前ですが、夕日の帯と断面がほぼ合ってきています。
冬至石:断面は鋭く加工されているが「矢穴」の跡はない。
(※現在の自分の理解では超古代の技術には矢穴は使わない。)
(12/24 17:02)
冬至頃は、興居島の小富士の稜線が下りきった所に太陽は落ちます。
興居島のどのあたりに夕日が落ちるかで、季節が判るのです。
もし、これが水平線であれば、標的(ターゲット)がなく正確には判らないのです。
白石の鼻は興居島をターゲットにして、巨石で太陽を観測する絶好の場所なのです。
また、高浜は「太陽が四季を旅する」美しい街なのです。
松山・白石の鼻巨石群調査委員会
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