水に浮かぶ巨石~高砂市「石の宝殿」!~その2
江戸時代に活躍したドイツの医師・シーボルトは日本の各地の気候や風土、地理、名所なども探求、書き記した。
シーボルトはこの「石の宝殿」、ご神体に非常に興味を持ち3枚のスケッチに残した。
石像建造物の本場・ヨーロッパから来た学者もこの構造物に一種の畏敬の念を抱いたのは間違いないだろう。
その精巧なスケッチにシーボルトの尊敬の念と、後世に伝えたいという情熱が感じられるのは僕だけではないだろう。
この巨大な構造物の「一体、誰が何のために」という問いは古代の人々も、現代の我々も悩ませ、またその存在に圧倒させられる。
ただ、その偉大さを実感しながらも、何とかヒントになるようなものを考察したい。
その真理に一歩でも近づきたいと考えるのが人間でもあると思う。
太田明氏が「日本古代遺跡の謎と驚異」で石の宝殿について数学的解析を行っているようだ。
僕はまだ、著書を読んだことがないのでその設計意図の紹介だけにとどめておく。
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参考
http://www.geocities.jp/yasuko8787/isihouden.htm
比 分子 分母 比の値 sin-1X
a/b 570 656 0.8689 60.33度
b/c 656 763 0.8598 59.29度
c/d 763 869 0.8780 61.40度
d/e 869 1006 0.8638 59.75度
e/f 1006 1156 0.8702 60.49度
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各辺の比(アークサイン)がほぼ60度で構成されているのである。
ピラミッドに限らず美しい形状には神秘の数秘術が隠されている。
とてつもないな知的技術者集団が設計・構築したことは間違いないだろう。