雨水~陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となるように!

今日は24節気の一つ雨水。太陽の軌道が冬至と春分のちょうど中間にあたる日です。

同じ太陽軌道で秋分から冬至への中間にあたる日は霜降といいます。

たぶん、日本人でもほとんどの方はこの、今日が雨水ということを知りません。
でも、情緒のある言葉ですよね。

陽気地上に発し、雪氷(ゆきこおり)とけて雨水(あまみず)となればなり

先人が培って伝えてきた大切な言葉です。

以下、Wikiより
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雨水(うすい)は、二十四節気の第2。正月中(通常旧暦1月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が330度のときで2月19日ごろ。

暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/6年(約60.87日)後で2月20日ごろ。期間としての意味もあり、この日から、次の節気の啓蟄前日までである。

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空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。

『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。

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僕の住んでる瀬戸内海地方は温暖な気候に本当に恵まれ寒い中にも次第に陽気が現れているのを感じます。

しかし、関東、東北、北海道などでは猛烈な寒気に襲われ、雪氷溶けるどころか記録的な積雪で大変な苦労にあっている地域もあります。
無事をお祈りしたいと思います。

ただ、翻ってみると自然への畏敬の念を忘れた我々に対して、近代の社会経済システムの脆弱性の警告を発しているようにも感じます。

スマホを初めとする最先端のITシステムも長期の停電により基地局の停止に追い込まれる地域が続出し、燃料を運ぶ物流システムも自動車が身動きとれない状態が長時間に渡りつづきました。

電気が長期利用できない場合の明かり、暖の取り方なども普段から準備しておく必要があるかもしれません。

それと、やはり我々は自然の現象や、その大きな動きに影響を与える宇宙や太陽にもっと注意を払い、敬意や感謝を払うべきではないでしょうか?

古来、世界の人々は自然の動き、特に太陽の動きに注意を払い、感謝を捧げてきました。それが自然を敬う宗教観を形成していったと思います。

そして、その太陽の動きを長期に渡り観測し、記録し、みんなで祝い、祀り、祭るために、不動の巨大な岩を利用しました。それが磐座です。

何日も降り続く雪。

太陽の日も差さない薄暗い中、寒く、ひもじく、心細い中。

やっとお日様が顔を出し、日の光が雲の切れ間から差し込んだ時、誰もがぱっと心が明るくなりお日様に「ありがとう」と感謝するのではないでしょうか?

まるで「天の岩屋戸神話」のように。

磐座の中にはその天の岩屋戸神話を体現している巨石群が沢山あります。

日本各地に。

それが社殿ができる前の神社の原型の一つです。

春分や秋分、夏至、冬至の太陽軌道と磐座の形状、隙間とぴったりと合せているのです。

その光景を見た時、まさに「宇宙の神秘」を感じる人がほとんどです。

20130313-NHK-03
(2012/12/22 冬至)

 

そして、自分たちがこの大宇宙・大自然の中で生かされていると感じると思うのです。

今日は雨水です。

日本各地に早く、「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となるように」お日様に祈りたいと思います。

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