光のイリュージョン・現代と古代~伊勢神宮

日本の心の故郷、伊勢参拝の旅に行ってきました。

初日、夕方より「なばなの里」で光のイルミネーションを見学。

「光のトンネル」や「ナイアガラの滝」をイメージしたもので圧巻でした。

この魔法の国に入るには購入したチケット(お札)を持ってゲート(入口)をくぐります。

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「なばなの里」のイルミネーションは2014年のイルミネーションアワードを受賞した大規模なもので見応え十分でした。

最新のLED技術とコンピュータを駆使して「日の出」「夜」「花火」「虹」など様々な演出(イリュージョン)は素晴らしかったです。
まるで光のナイアガラにいるようなそんな錯覚を覚えます。

夕方に到着して、まだ空いている時間に先にレストランで夕食を取りました。

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イルミネーションが良く見えるように配慮してくれて落ち着けるレストランでした。

200m続く幻想的な光のトンネル

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入口付近で立ち止まらないようにというアナウンスを面白おかしく案内しています。
そこで、写真を撮る人が多いからです。200mもあるので、どこでも綺麗に撮影できるのですが。。

イルミネーションのメイン会場の「ナイアガラの滝」

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途中、滝が凍ったり、雪解けから春が訪れたり、本当に良く考えられているなと感心しました。
これを構想し、設計、創り上げた人々に脱帽します。

この「光の演出」に皆さん魅了され、リピーターの方も多いようで皆さん感動していました。
現代の光のイリュージョンには”人々を感動”させることによって経済的価値を得ている訳です。

そして、翌日、伊勢神宮を外宮、内宮の順番で参拝します。

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外宮は内宮に遅れること約500年後の約1500年前に鎮座。

外宮では、風水研究会の吉村先生も紹介されていた小龍穴のパワースポットを体験してみます。

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手を伸ばすと確かにフワ~とした温かさを感じました。
何故でしょう?

科学的な仕組みは分かりませんが確かに何かを感じました。

そして外宮の正宮へ参拝。

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正宮前で。

中では写真撮影は禁止です。式年遷宮(20年毎の建て替え)を終えたばかりの伊勢神宮は新しく生まれ変わったようです。

隣の敷地は「古殿地」として前の正宮があった場所で現在は結界を張って立ち入り禁止とされています。次回の式年遷宮を待っています。

古事記によると神宮の内宮は第11代垂仁天皇25年(紀元前5年頃)に最終的に現在の伊勢の地にご鎮座されました。

創建が2000年以上にもなる訳です。
式年遷宮自体も1300年も続くのです。
技術を伝承するのに20年という区切りを見出した先人の知恵に驚かされます。

この年代が正確かどうかは、判りませんが相当に古い歴史があるということは、神宮の森にある樹齢数100年から1000年を超えるような大木からも実感できます。

日本人は何故、「大きな石」や「大きな木」に惹かれるのでしょう。

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巨木にお祈りをする参拝客

人間の寿命を遙かに超えたその存在に、何かしら神性のものを感じるのかもしれません。

伊勢神宮は参道ももちろんゴミなど落ちていませんが、こんな大きな鎮守の森なのに落ち葉もほとんど目に入らないくらい少ないです。
注意深く見ると神職の方か、職員の方が静かに落ち葉も掃き清めていました。

そういったところもこの神聖な場所をより神聖にしているように感じました。

この神域に入るにはチケット(お札)は要りませんが、神聖な気持ちを持って、ゲート(大鳥居)をくぐります。

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大抵の方は現代とは逆で神域を出る時にお札(伊勢大麻)を買って出ます。

正宮は天照大御神の和魂が祀られており、ここでは神様に日頃の感謝を捧げます。
まだ、一年ちょっとですので新しいです。

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内宮の正宮と遮光土器?

社殿はやはり弥生期の高床式建物を彷彿とさせます。

正宮の次に荒祭宮に行きます。
荒祭宮は天照大御神の荒魂を祀ります。
個人的なお願いごとはこちらで行います。

宇治橋に懸っている大鳥居は冬至の朝日がちょうど真ん中から昇ってくることが有名で、冬至の朝は沢山のカメラマンや参拝客で賑わいます。

コンパスで図ると確かに東南121度前後を指し、宇治橋自体の方角が冬至の朝日の方角になっていることが判ります。

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何時からなのでしょうか?
伊勢神宮でもはっきりした事が判らないようですが、かなり古い時代からこのままだったようです。

伊勢神宮の神秘の一つです。

●伊勢神宮内宮宇治橋前の鳥居から昇る朝日
http://kando.jtb.co.jp/detail.html?pcd=101&ar=7
●伊勢神宮宇治橋の真ん中から冬至の日に「ご来光」-500人待ち構える
http://iseshima.keizai.biz/headline/photo/1609/(伊勢志摩新聞)

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伊勢神宮内宮の五十鈴川に架かる宇治橋の正面、2つの鳥居を結ぶ一直線上を冬至の日の12月21日早朝、太陽の光が突き抜けた。(2012-12-21)

宇治橋の大鳥居から昇る冬至の朝日を見た人はその神秘さに心を打たれることでしょう。
鳥居だけだと、大抵の方角から朝日は見られると思いますが宇治橋の中心部の直線が冬至の日の出の位置のようです。

これは偶然ではなく、技術者が計算して方向を決めたことでしょう。
まさに古代の「光のイリュージョン(演出)」なのです。

ストーンヘンジもサークル状の巨石に向かう大通りアベニューは夏至の朝日・冬至の夕日に合わせていることで知られています。

現代の光のイリュージョンは経済的価値を高めるため人々を感動させることですが、古代の人々は”祈り”のパワーを最大化させるためこの演出を考えたのではないでしょうか?

 

光のイリュージョン・現代と古代~伊勢神宮 おわり

 
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