ピラミッド5000年の嘘~目次
- 「ピラミッド5000年の嘘」その1~ピラミッドは何面体なのか?
- 「ピラミッド5000年の嘘」その2~ピラミッド数秘術
- 「ピラミッド5000年の嘘」その3~不都合な壁画
- 「ピラミッド5000年の嘘」その4~歳差運動・巨大な天文時計
※順番に読んでいただけると幸いです。
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年末年始に「ピラミッド5000年の嘘」という映画を観ました。
これは娯楽映画というより、どちらかというとドキュメンタリーに近いと思います。
その中からエッセンス的なものと、私の感想・意見も織り交ぜながら紹介します。
世界7不思議(古代ローマ・ギリシャ時代の必見すべき景観)で唯一現存する構造物。
ギザの大ピラミッド
バビロンの空中庭園
エフェソスのアルテミス神殿
オリンピアのゼウス像
ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
ロドス島の巨像
アレクサンドリアの大灯台
それは、ギザの大ピラミッド。今なお世界の人々を魅了して止みません。
現代文明が崩壊して数千年がたち、現在の高層ビル群は跡形もなく無くなったとしても、ピラミッドだけは聳えているだろうと言われる堅牢で美しい構造物。
さて、伝統的(主流)なエジプトのギザにある大ピラミッドの固定観念(思い込み)に以下のようなもの があります。
・大ピラミッドはエジプト古王国時代のファラオ(クフ王、カフラ王、メンカフラ王)の墓である。
・クフ王のピラミッドは在位期間20年で造られた(墓であるという説から抜け出られないため)。
しかし、クフ王のピラミッドは230万個の1トン近くの石で構築されているという事実があります。
計算してみましょう。
(試算)
・1日12時間、20年間働くと。
⇒12×365日×20年×60分=5,256,000分
・230万個で割ると。
⇒5,256,000/2,300,000=2.28分=2分17秒(約2分半)
う~ん・・・・・。
ありえないと思いませんか?
重機も無い時代に1トン以上の石を2分半で積み上げていくなんてことができる訳がないのです。
宅急便の荷物のバケツリレーではないのです。
大量の人数をかけたとしても、ピラミッドは正確に東西南北の方向に一致しているのです。
精密に設計され、相当な技術者陣が慎重に、順序性を持って構築したことでしょう。
そして、最近、少しづつ紹介されるようになってきましたが、ピラミッドは実は4面体ではありません。
第二次世界大戦前、空軍がある写真を撮影しました。
その日は、ちょうど太陽が真東から昇り真西に沈む「秋分の日」に当る日でした。
ピラミッドの南面が、ちょうど真ん中で光と影により二分割されていたのです。
それは、ピラミッドは4面体ではなく8面体であることを示していました。
1面が中央部に向かってやや内折しているのです。
(南面だけでなく、4面全部内折している)
これは、秋分や春分の日の僅か数秒間に現れる現象です。
まるでマヤのチチェン・イツァのククルカン神殿のようです。
各有識者は以下と言っています。
「意図的なものではなく構造上、偶然へこんでしまっただけです」
主流のエジプト考古学者
「構造物の側面に2方向から力が加わり、直角にへこむなんて考えられません。4面そろっているのも不自然です」
(クリス・ワイズ構造工学技術者)
「屈折が偶然の産物だったら内部に亀裂が入るはずです。建築家の意図でしょう」
(ジル・ドミオン:建築家)
あなたは、以上の情報についてどう推察しますか?
どう考えるかコメントいただければうれしいです。
この場合、権威者がどう述べているかや、マスメディアがどう報道しているかは関係ありません。これから情報爆発する現代社会でその波に飲み込まれないようにするには、自分の考える軸、自分で考える癖が必要なのではないでしょうか?
そして、この件については自分で確認できます。グーグルマップの航空写真で大ピラミッドを見ることができます。注意深く観察すれば、8面体で形成されていることが確認できるでしょう。
p.s.私が研究している白石の鼻巨石群についても春分(秋分)、夏至、冬至の太陽軌道と正確に巨石の形状、配置が一致していますが、主流の学者は「偶然」と言っていますね。偶然というのは権威者が考えなくてすむ便利な言葉なのです。