人類最古11600年前の聖地~トルコ ギョペックリ・テペ遺跡

今、考古学ではトルコが熱いです。

至る所で新たな遺跡の発掘がなされていますが、中でも一押しはトルコ南部にあり、何十もの巨大な石柱が円形にストーンサークル状に立ち並ぶ神殿「ギョペックリ・テペ」遺跡です。

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1994年から発掘調査が始まり石柱が円形に並ぶ遺構が次々に発掘されました。その中には何と11600年前の神殿が発見されているのです。

しかし、地中レーダ探査では、少なくもまだ20基の円形遺構があることが判っています。

石柱は重いもので高さ5.5m、重さ16トン。

 

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石柱にはイノシシやキツネ、サソリ、猛獣と言った動物が掘られたレリーフの装飾も施されています。

11600年前と言えば、日本では縄文時代も初期の頃です。教科書的な情景で言えば、毛皮の腰巻をした野蛮人が野原を駆け回っていたといった描写です。

イギリスの世界遺産、ストーンヘンジは保守的な説で4500年前の新石器時代の遺跡と言われていますが、それよりもまだ、7000年古いというとんでもない遺跡なのです。

まさに考古学会を揺るがしている遺跡です。

これは、これまでの考古学会の常識、「狩猟採集社会から農耕が始まり定住社会ができて組織宗教が始まった」という定説を完全に覆しています。

狩猟採集社会とされている1万年以上前の旧石器時代に既に16トンもの石を切り出して加工、装飾し運搬してそして神殿として建設することができるような技術者(職人)を持った社会が既に在ったということです。

現在、発掘チームのリーダであるドイツの考古学者シュミットは「10~15年後にはギョペックリ・テペ遺跡はストーンヘンジより有名になるだろう」と述べています。

まさに、定説が覆され「常識は進化」して行きます。

これからも、こういった新たな文明の起源に対する知見が発見されていくことでしょう。

トルコ ギョペックリ・テペ遺跡 要注目です。

 

 

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