白石の鼻巨石群・2019年冬の観測結果

2019年冬の観測のレポートです。

松山・白石の鼻巨石群調査委員会は白石の鼻巨石群は、古代に太陽観測機能を実装した人為的な人工物であるという説を2008年から主張しています。

そのため、毎年少しづつ観測の精度を高める作業を続けております。今回、2019年の白石の鼻巨石群の冬至前後の観測の結果を備忘録として記録しておきます。

白石の鼻巨石群では、神社横の通称「亀石」に冬至頃の夕日が通過し太陽軌道が通過することが判っています。

ただ、毎日、観測に行くことは人員や気象状況により不可能なので、正確に何日から何日までというデータはまだ、不完全なところがあります。
ただ、冬至を挟んで1週間・1週間の2週間は亀石を通過する神秘的な太陽光を見ることができることは判明していました。
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(冬至頃に白石の鼻の亀石を通過する太陽光)

 今年、2019年にやや驚いたのは、12/8に観測していると、ギリギリ亀石の長い空洞を太陽光が通過したのです。

(2019/12/8亀石の空洞を動画撮影)

個人的にはまだ、今日は通過しないと思っていたのですが、微かに2分程度通過したのです。冬至頃は10分程度、通過します。
太陽の軌道が至点(冬至・夏至)に近づくにつれて、毎日の太陽軌道の変動差は小さくなります。

12/8と12/22(冬至)での日の入り時の軌道は2週間で0.9度の差であり日の入りの時間は4分差です。※逆に春分(秋分)前後は太陽の動きは速く、1日で0.5度、日の入りの位置を変化させます。
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(気象庁:暦計算ページより:白石の鼻:緯度:33.9068° 経度:132.7100° 標高: 0.0 m)

 

これから考えますと、冬至を挟んで2週間/2週間の4週間程度は、太陽軌道の誤差は1.0度以内であり「亀石」を通過する神秘的な夕日を楽しむことができると考えています。
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(12/15:夕日の観賞会で亀石を通過する夕日)

 


(2014冬の夕日の観賞会の様子:佐川印刷株式会社・えひめの動画より)

 
また、白石の鼻は東方面は高い山が迫っているが、西方面は空が広く開いていおり、天体を観測する場所としては適してると考えている。
また、前方に興居島があることも優位に働ていると思う。
東に向かっての観測は厳しいが、西に向かっての日の入りの観測は最適である。
そして、前方に低い山並みを擁する興居島がある。観測ポイントから見ると高度は1~2度である。

もしここに興居島(低い山)がなければ、日の入りの位置の観測は困難を極めると考える。前方に興居島(低い山)があることによってつまり冬至は、あの山の端のこのあたりに沈むなど、標的となるものが確認できやすい。

もし、海や空そのものであれば、どの地点に沈んだかというのが確認できない。興居島の山並みに沈む太陽の位置と、またその間にある白石の鼻の巨石群の配置・形状と観測者の眼という3点が直線となる。その先には太陽系の中心となる太陽がある訳だ。
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(樋口元康氏作成:白石の鼻でのアナレンマ図)

樋口元康氏に作成していただいたステラナビゲータのシユミレーション図である。8の字はアナレンマ(Analemma)である。アナレンマとは、Wikipediaによると『均時差によって1年のうちに太陽の位置が8の字型を描いて運動すること。1年を通して同じ場所で同時刻に太陽を撮影し、画像を合成してはじめて浮かび上がる』太陽軌道の足跡である。

 

上図の左端のラインが冬至の太陽軌道、右端が夏至の太陽軌道となる。その中間の春分、秋分は三ツ石に沈むことがシユミレーション上も合致することが判るのである。

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(12/28日17:01分撮影、方位度241.2度:興居島の小富士の山裾に太陽は沈む。)

 

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(気象庁:暦計算ページより:1分毎の太陽軌道)

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