イースタ島・モアイ像とトルコ11600年前の遺跡・ギョベックリ・テペとの類似性

イースター島のモアイ像は地中に隠された精細な体も持っていた!

ネットでも話題になっていますがカリフォルニア大学の調査チームが頭部が露出しているモアイ像の地下を掘ったところ巨大な胴体が埋まっていることが判りました。
イースター島のモアイ像のニュース
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モアイ像の周りを掘って調査を行うカリフォルニア大学のチーム

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ふんどしのようなものをしている。

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巨大なモアイ像(手の形状に注意)

その全長は写真を見たところ10mはありますね。とても巨大な石像であるということが判ってきた訳です。
イースター島は太平洋上にある絶海の孤島で西洋人が発見するまで一般的には未開な地でした。

しかし、これだけ巨大な石像が1000体近くある訳ですから、これらを造った文明は相当高度な社会を築いていたことでしょう。

ただ、誰がどのようにして造り、どのように運んだのか今なお、結論が出てていないのです。
いよするにはっきりとは分からない未知の文明なのです。

2013年、松山・白石の鼻巨石群調査委員会では、秋の講演会の講師に、このモアイ像復元で活躍した世界有数の石工・左野勝司氏を迎えました。
これまでいろんな方をお招きしましたがNHKプロフェッショナルにも特集された方でネームバリューは抜群でした。
アポイントの連絡を入れたらカンボジアに転送されたりしました(アンコールワットの遺跡修復にたずさっていました)。

そんな方に無謀にも我々は講演と対談を組んでいた訳で、プレッシャーで胃がずっと痛かったです。(笑)

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(2013年9月24日毎日新聞愛媛版)

モアイ像の復元には香川県のクレーンメーカのタダノ、復元の陣頭指揮を執った佐野さんなど日本が大変貢献しました。

佐野さんは講演にモアイを造っている石も持ち運んで我々に触らせてくれました。
凝灰岩の石は比較的柔らかく、意外性を持ったことを覚えています。

今回、胴体が発見されたと書いてありますが、前から胴体のある像が並んでいます。
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左野さんにいただいたモアイ像(手の形状に注意)

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ふんどしが見て取れる

左野さん達が復元した像も胴体はありました。

ただ、それらこれまで復元された像よりも、この像は遙かに大きさいですね。
これだけ大きなモアイ像が発掘されたということが少し驚きます。

僕が注目するのはこのモアイ像の大きさと両手の形状です。

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この細い手が体の前に出している様子、トルコの11600年前と言われているギョベックリ・テペ遺跡と似ていると思うのです。
※この視点はネットで検索すると丁度3年前に2012年6月の時点で既に記述している人がいます。

参考:人類最古11600年前の聖地~トルコ ギョペックリ・テペ遺跡

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5mほどの巨大な石柱を円柱状に建てられた神殿

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芸術的な猛獣のレリーフ

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人間を模したと思われる石柱には両手とふんどしのようなものが描かれている。

 

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そして、ふんどしのようなものをしている様子も凄く似ています。

とするとイースター島のモアイは一般的に言われている1200年前とかそういったオーダではなく、もっとずっと古い時代のものではないのでしょうか?

その当時に地球規模の巨石文明があったと考えても可笑しくないのではないでしょうか?

地球にはまだまだ不思議な世界が広がっているのです。

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